札幌の雪まつりと網走の流氷見学
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札幌へは仕事の関係もあって、かなりの回数訪問していますが、雪まつりはまだ行ったことがありません。一度行きたいと思っていたところ、阪急交通社トラピクスのパンフレットを見たので申し込んでみました。
ツアーには雪まつりを兼ね、旭川動物園や流氷見学などいろいろなコースがありましたが、動物園にはすでに行っているので、流氷見学の方を選んでみました。
なお、国内旅行でツアーを使用したのは、3年前、日帰りのバスで尾瀬に行ったのが初めてで、このツアーが2回目でした。 |
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1日目 羽田から千歳へ、そして雪まつり見学
大通り会場
札幌の雪まつりは今回が60回目だそうです。会場は大通り公園会場と、つどーむ会場、すすきの会場の3つがあるそうですが、私たちのホテルはすすきのにあり、大通会場とすすきの会場の2ヶ所を見学しました。
雪まつりは1週間続き、訪問した今日は丁度最終日で、雪像には新雪が積もっていたり、顔の表面が溶けだしていたりしたのもありました。今年は雪が少なく、苦労したそうです。
最終日の休日ということもあって、かなりの人出があり、一方通行で大通公園内の通路を歩くのですが、一周するのに約1時間半かかりました。 |
すすきの会場
すすきの会場は歩行者天国のように道路を通行止めにし、その中央に雪像を並べたものでしたが、夕食後の夜8時ごろ行ってみた所、雪像を壊し始めていました。好きな人はその雪像を持って帰れるそうですが、溶けないように持って帰るのは困難なのでしょう。家内も魚の氷を頂きましたが、どうしようもありませんでした。
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2日目 札幌から網走経由知床温泉へ
雪像解体工事
雪まつりが終わると、雪像は直ちに解体されるそうです。朝の8時ごろ地下鉄に乗り大通り公園に行ってみると、解体工事が始まっていました。
また、すすきの会場へも行って見ましたが、すでに完全に取り去られ、雪まつりの跡形もまったくありませんでした。 |
札幌から網走経由知床ウトロ温泉へ移動
札幌駅9時41分発の特急オホーツク号に乗り、終点、網走まで、約5時間30分の乗車でしたが、さすが北海道は広く、この様に長時間の列車移動は国内では数十年ぶりでした。ビールを飲みながら昼食を取り、ゆっくりと雪国を堪能できました。
網走でバスに乗り換え、釧路から来たガイドさんに案内され、知床ウトロ温泉まで約1時間強のドライブでした。バスはオフォーツク海沿岸を走りウトロ温泉に向かいますが、流氷が遠くに見えて来ました。流氷が現れたのは約1週間前だそうです。 |
知床オーロラファンタジー
昭和33年の冬、知床の空にオーロラが輝いたそうです。それを何とか再現できないかと考案されたのがファンタジーショーで、2月5日から3月21日まで、毎夜、8時から20分間開催されるそうです。
夜空に火薬で煙を立ち上げ、そこへいろいろな色を持ったレーザー光線を当てて、空全体にあたかもオーロラが出たように大音響の音楽とともに輝かせるもので、結構楽しめました。
外気温はマイナス4度でしたが、その間は寒さを忘れました。 |
3日目 流氷見学と屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖見学
知床近くの流氷
知床ウトロ温泉から再び網走に向かいますが、ホテルを出るとすぐに流氷が見えました。流氷は風に流されてくるので、時々沖に去ってしまい、見えないこともあるそうです。
オフォーツク海の流氷は、ロシアと中国の国境を流れる極東最大の大河アムール川の淡水がオフォーツク海に流れ出る時の氷結し、それが南下するに従って成長して来るもので、通常、1月下旬ごろから見えるそうです。 |
流氷列車「ノロッコ号」乗車
知床斜里駅でバスを降り、JRの流氷列車「ノロッコ号」に乗り換え北浜駅までオフォーツク海を見ながら約30分走ります。北海道には、釧路湿原や富良野・美瑛をはしるノロッコ号などいろいろなノロッコ号がありますが、この流氷列車は冬の間のみ走るそうです。
この列車は、普通の列車に連結されていますが、ストーブが焚かれていたり、観光用に造られています。
列車は原生花園のなかも走りますから、夏になればその景色は一変するでしょう。その時は流氷列車でなく別の名前が使用されるのでしょうか。 |
砕氷船オーロラ号乗船
流氷見学は人気があるのでしょうか、たくさんの観光バスが乗客を運んできていました。
残念ながら知床で見えた流氷は網走近辺には来ていないようで、今日は船に乗っても流氷を見ることが出来ないそうです。なお、霧などで欠航になると、旧網走刑務所の観光となり、砕氷船の料金は返却されるそうです。
砕氷船乗車の料金は、すでにツアー料金に組み込まれていますから、全員が船に乗るので、大変混雑していて、私たちは船内の椅子に座ることが出来ず、甲板に出てそこの椅子に座りましたが、とにかく寒い経験でした。
仮に個人で来ていたら、流氷を見ることが出来ないのですから絶対に乗らないはずですが、これだけのバスと乗客が居るのはまさに観光業者の力なのでしょう。驚きでした。 |
昼食のレストラン
団体客威力の驚きは、昼食のレストランでも経験しました。建物はお粗末ですが一階は海産物を売っている3階建てのものすごく広いレストランがあり、次々と団体客が入ってきます。ただ、あまりにも客が多いのでしょうか、昼食の用意が出来るまで約40分も待たされました。 |
屈斜路湖は網走と釧路のほぼ中間にあり、火山により作られた日本最大のカルデラ湖で、近くの火山から流れ出る強い酸性湯により、一時、魚が絶滅したそうですが、今は、また復活しつつあるそうです。
たくさんの白鳥がシベリアから飛来していました。春が過ぎるとまたシベリアに戻るそうです。
真冬なのに湖面に氷はありませんでした。ガイドさんの話によると、通常は1月下旬で全面氷結するそうです。 |
摩周湖
霧で有名な摩周湖ですが、私の場合、今回が5回目ぐらいになると思いますが、今まで霧で湖面が見えなかったことはありませんでした。今回もよく見えました。
透明度でも有名な摩周湖ですが、断崖で囲まれ、湖岸に近づくことが出来ないので その素晴らしさを実感できません。ただ、最近の調査では、その透明度がかなり悪くなり、以前40mあったのが、20mぐらいになっているそうです。
暖冬の影響でしょうか、湖面は凍っていませんでした。ただし、摩周湖への水の流入、流出は全て地下にあり、年を通して7度程度に保たれて居るそうです。
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阿寒湖温泉
今夜の宿は阿寒湖畔の温泉です。この阿寒湖はまりもで有名ですが、冬は完全に結氷し、スノーモービルやワカサギ釣りも有名だそうです。夜、阿寒湖氷上フェスティバルが行われると聞き、夜の7時半頃、会場に行って見ました。その後、アイヌコタンの村にも行って見ました。
夜8時から10分ほど、絶え間なくたくさんの花火が打ち上げられました。 |
4日目 阿寒湖温泉から釧路湿原へ、その後、釧路空港から羽田へ
昨夜はかなりの風と雪で、起きてみると約30cmぐらいの雪が積もっていました。幸い今朝には雪がやみ、午後は晴れるそうです。 |
釧路湿原国立公園展望台
空港に行く途中、釧路湿原展望台に立ち寄りました。冬のため、雪以外何も見えませんでした。夏に来た時は、遊歩道路を歩き、湿原を楽しみましたが、北海道の観光は冬を避けたほうが良さそうです。 |
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