成田発午後2時の大韓航空なので、ゆっくりの出発です。毎日のトップニュースが新型(豚)インフルエンザで、旅行をやめた人も多いのでしょう、飛行機は空席が目立ちました。成田では特に何の検査もありませんでしたが、釜山金海空港では、全員、数秒で分かる小型体温計による検査がありました。
韓国通貨ウォン安が話題を集めているこの時期ですが、最近、急激にウォンの価値が上がりつつあるようです。 旅行者にとって重要なのは交換レートですが、成田空港内では、10000ウォンを買うには1000円が必要でした。10000ウォンを売ると、650円と売り買いの差が非常に多いのにはびっくりしました。一方、釜山空港では売り買いの差は少なく、10000ウォンを800円で買うことが出来ました。昨年は1,450円もしていて、ウォン高でしたが、数週間前は700円だったそうです。
外貨を日本で買った方がよいのか、現地で買った方がよいのか、決まりは無いようです。少なくとも、ウォンは現地で買った方が2割り以上も安いのですが、オーストラリアへ行った時は、日本で買った方が有利でした。
空港に日本語がうまい現地のガイドさんが待っていて、全員の名前を確認後、大型バスで慶州のホテルまでです。この地をバスで走っていると、田園や山々の風景は日本と全く同じで、海外に来ている感じが全くしません。飛行時間が2時間弱ということもあり、国内旅行をしている錯覚になります。ただ、問題はハングル文字で、最近は漢字をほとんど使用しないので、我々には全く分かりません。現地の地図を貰っても、ほとんど理解できません。そういう意味では近くて遠い外国という感じもします。
ガイドさんの話によると、ハングルは1400年代に研究、考案され、韓国独特の優れた言葉であり、海外で発明された漢字を使う必要は無いと言っていました。そういうことで、ここ数十年、漢字を使用しておらず、事実、新聞を見ても漢字は全くありません。その結果、今の10代、20代の人は漢字をほとんど読めないそうです。ただし、行き過ぎとの反省もあり、最近の小学生は勉強しているそうです。
慶州は韓国の古都で、日本の奈良と姉妹都市になっています。瓦屋根の景観が保存され、世界遺産の街としての努力をしているようです。
ホテルに到着後、韓国料理、ブルコギ(焼肉と野菜の炒め)でした。ビールは中瓶が400円で、現地食堂の2倍の値段でしたが、それでも、ウォン安を楽しめました。
自動販売機で現地の物価を見てみると、コーヒー缶が約60円ぐらいです。ウォン安によるためだと思いますが日本のほぼ半分です。ただし、1年前は日本と同じだったことになります。
最近、韓国では Pusan を Busan と表記し、大邸の Taegu は Daegu と表記するそうです。その方が韓国の発音に近いのだそうです。我々にはその違いを聞きわけるのは困難です。
|