南紀紅葉ドライブとゴルフ8日間
2012年11月7日〜14日

 高野、吉野、那智などへは何度か行っていますが、世界遺産に指定されたことを兼ねて、もう一度、紅葉見学を目的として行ってみました。ついでに、紅葉の中でのゴルフプレーと下呂温泉を楽しみました。

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 全画面にしてご覧ください。1枚目から2枚目に移る際、時間のかかることがあります。
 ただし、2枚目からは軽快に動きます。


1日目 自宅から伊勢へ

 温泉宿にはまだ少し早かったので、伊勢市の夫婦岩を訪ねてみました。



 ホテルに到着すると、今日は団体客が大勢来ているとのこと、そのため、空いている良いお部屋を用意いたしました、と言われました。
 確かに豪華な部屋でした。居間と和室と洋室のベッドルームと風呂などのほかに、露天のジャグジー付きお風呂が付いていました。
 折角なので、夜に露天風呂に入ってみました。しばらく夜空を見ていると、今まで見えなかった星々が見えるようになってきました。子供のころに母親とよく見た夜空を思い出しました。
 電灯を灯した漁船がたくさん見えます。夜も仕事をしているのだそうです。




2日目 熊野から南紀最南端の串本を訪ね、その後、
  熊野那智大社にお参りをし川湯温泉に泊まりました。



熊野速玉大社

 日本には約3千もの熊野神社がありますが、その総本山である熊野三山の一つであり、他の二つはこれから訪問する熊野那智大社と熊野本宮大社です。
 この大社には国宝館もあり、数千点の古物が一括して国宝に指定されています。




串本 橋杭岩

 本州最南端に位置する串本に行ってみました。
 板状の岩が隆起し、その板が徐々に浸食され、残っている部分が線状に繋がっています。


 すぐ近くの大島とは立派な橋で繋がっているので、行ってみました。
 南国でよく見るハイビスカスがもう咲いていました。
 この地は民謡、串本節で歌われ、良く知られていますが、来たのは初めてでした。

 ここは串本、向かいは大島、仲を取り持巡航船、アラヨイショ、ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ
 潮の岬に灯台あれど恋の闇路は照らしゃせぬ
 一つ二つと橋杭立てて心とどけよ串本へ


潮岬(しおのみさき)灯台

  
 本州最南端の灯台で、1866年、江戸幕府がアメリカ、イギリス、フランス、オランダとの間で締結した条約により建設された8つの灯台の一つで、歴史的にも価値のある灯台です。



熊野那智大社

 昨年9月の台風12号で大きな被害が出た熊野那智大社で、ニュースでよく映像が流されていましたが、今はだいぶ復興していました。
 近くの駐車場に車を停め、滝まで下りて行きました。



那智の滝

 落差が133mもあり、日光華厳の滝の落差97mよりもかなり高く、まさに日本最大の滝です。


 熊野那智大社まで歩いて登りました。良い運動になりました。
 那智の滝を背景にした三重塔は神聖な雰囲気をかもし出していました。



 昨年の台風の被害でしょうか、この付近は何度も大雨や台風の被害にあっています。



熊野那智大社

 大社には、御本殿、八社殿、拝殿、宝物殿、斉館などたくさんの建物があります。



 那智はまた、黒石でも有名です。碁石や硯石として、よく知られています。

 今日の宿は那智本宮の近くの川湯温泉でした。硫黄の匂いのする本格的な温泉でした。



3日目 那智本宮大社観光後十津川村経由し
     大台ケ原散策、その後、高野山の宿坊へ


那智本宮大社

 参道の長い石段を登ると、神社が現れます。
 朝早い訪問だったため、まだ、だれも居ませんでした。巫女さんたちが朝礼をしていました。
 駐車場に台風時の災害の様子の写真が掲げられていましたが、この大社が水浸しになっていました。
 雨が多く、風水害の多いこの地ではたびたび、災害が起こり、大社は出来るだけ水害の少ないところへと移転して来ました。
 東北の大津波なども含め、立派な防波堤などで災害を防ごうとするよりも、災害の起こりにくい場所へ移動した方が良いという教えは、昔からあったようです。



十津川村

 奈良県の中の過疎の村として知られていましたが、昨年の台風の大災害で、その惨状が何度も放映されていました。至る所で道路や山の土砂崩れが修理されていました。



谷瀬の吊り橋

 途中に、吊り橋の看板が出ていたので車を停め渡ってみました。紅葉が始まっていました。


大台ケ原へ
 
 大台ケ原への入り口には、土日になると頂上の駐車場付近は大渋滞になるとの看板が掲げられていました。
 すれ違い困難の狭い道路をかなり走ると、頂上の広い駐車場に到着します。
 途中、紅葉を見下ろしながら絶景を走ります。まさに、全山紅葉す、ですが、頂上付近の紅葉はもう終わっていました。


大台ケ原

 大台ケ原付近は、太平洋側から吹き込んだ風が上昇し、雲となり雨を降らし、その量は、大阪や名古屋の3倍に当たるそうです。従って、この付近の台地は苔で覆われています。
 駐車場の標高は1,582mとかなり高く、もう、冬の感じでした。たくさんの遊歩道が整備されていましたが、一番短い苔の遊歩道を歩いてみました。



 再び、来た道を戻り、高野山へ向かいました。



高野山宿坊 普賢院

 今夜の宿は普賢院の宿坊です。高野山には53のお寺が宿坊を提供しており、一般の温泉宿などはありません。
普賢院は高野山のほぼ中央にあり、観光にも最適です。
 お寺を訪ねると駐車場がありません。何処に停めるのかと聞いたら境内の適当なところに停めて下さいと言われ驚きました。
 宿泊部屋に入ると立派な襖絵がありました。間違って倒れたりして穴などをあけると大変なことになりそうです。
 夕食は別の部屋でしたが、修行中のお坊さんがお膳を運んできました。肉の無い精進料理でした。



4日目 高野山観光と竜神温泉経由和歌山県南海市へ
   
 宿泊者は合計10名だと聞きましたが、朝6時半からのお勤めには全員参加しておりました。
 お勤めのお経は、本堂とは少し離れた書院で行われます。私たちも座布団に座るのかと思ったら、椅子が用意されていました。
 お勤めの後、お坊さんによるお寺の中の案内がありました。地下には立派な仏舎利を保管するお部屋があり、米粒ほどの仏舎利を拡大鏡を通してみることが出来るようになっていました。


 泊まった部屋からの眺めです。紅葉も見事でした。


 普賢院の境内に車を入れるときはこの立派な山門(鐘楼門)を通ることになります。狭いのでぶつけると大変です。
 朝、掃除をしていたお坊さんに、車をこのまま境内に停めていて良いのですかと聞いたところ、夕方までそのままでも大丈夫ですとのことです。なにか、観光客に迷惑にならないのか心配ですが、あえてこのお寺を見学する人はほとんどなく、もっぱら宿坊が本業のようです。
 今夜はたくさんの学生が宿泊するそうです。たしかに修学旅行には良いようです。学生たちは大広間に寝るそうで、200名を収容できるそうです。
 車は赤く塗られた光明心殿(摩尼殿)の入り口付近に停めましたが、そのままで良いそうです。


 このお寺には芭蕉など数多くの俳人が宿泊しています。そのこともあって、芭蕉堂が作られていました。
 家内も一句、献上したようでした。



 食後、本堂や書院の中を見学してみました。まだ、誰もおらず、ひっそりとしていました。



 車を普賢院に停めたまま、高野山の観光に出かけました。
宿の近くにビジターセンターがあり、家内はそこでイアフォンガイドを借り、聞きながらの観光です。
寺院の所どころに番号が書かれた看板があり、その番号を押すと案内を聴くことが出来ます。
まずは普賢院のお隣の安養院からです。庭がきれいでした。



金剛三昧院

 国宝多宝塔のある金剛三昧院を訪ねてみました。
 源頼朝の妻、政子は頼朝が亡くなった後、以前建てた禅定院を金剛三昧院と改称し、境内に勧学院を建て、密教学の発展に尽くしました。

 残念ながら多宝塔は修理中で見ることが出来ませんでした。


 大通りに出て、少し東の方に歩いてみました。たくさんの寺院があり、入り口でお寺の名前の写真を撮っておかないと、どこだか判別が付かなくなります。ここは高室院です。
 まだ、朝早かったため、通りはひっそりとしていました。



金剛峯寺(こんごうぶじ)

 高野山の代表的なお寺の一つです。金剛峰寺は時に高野山のお寺全体を称して呼ばれることもあります。
 このお寺は1131年に建立されましたが、現在の本殿は1863年に再建されています。主殿の屋根の上には水瓶が設置されています。火災予防だそうです。


 金剛峰寺から壇上伽藍への道は紅葉に囲まれていました。


壇上伽藍
 
 壇上伽藍には、中心の赤く塗られた根本大塔(こんぽんだいとう)を中心に、たくさんのお堂があります。
 参考までに地図をコピーしてみました。
 これらのお堂の中の美しい姿をした不動堂は国宝に指定されています。



霊宝館
 
 高野山の文化財は、天災、火災などにより、たくさん失われていました。それを防ぐため大正10年に創設され、現在は高野山の大半の文化財を収容しており、国宝21件、重要文化財143件など、2万8千もの文化財を収容しています。
 内部は写真禁止でした。そのため、パンフレットをコピーしました。高野山を訪れたら必見の博物館です。



特別イベント

 今日は高野山で特別なイベントがあり混雑しますと住職が言っていましたが、クラシックカーの集まりとは驚きました。お寺とはなにかあまり関係のないイベントです。面白い企画です。


徳川家霊台
 
 霊宝館から歩いて、先ほど尋ねた金剛峰寺の脇を通り、徳川家霊台まで歩いてゆきました。
 この霊台は徳川三代の家光によって建立されました。
 途中、黄色に輝く銀杏の木と楓が見事でした。


女人堂
 
 さらに坂道を登って行くと女人堂に到着します。
 女人禁制の高野山にはこのような門が7つもあり、女性はここから山内には入れませんでした。



大門
 
 現在の建物は1705年に再建されています。塗られた赤い色が秋の紅葉に良く似合います。


奥之院
 
 一の橋の案内所に車を停め、弘法大師の御廟がある奥の院まで歩いてゆきました。片道約30分でした。


 今夜の宿は有田市と和歌山市の中間にある南海市ですが、少し遠回りして竜神温泉を経由して行ってみました。紅葉がきれいでした。
 有田焼で有名なのは九州佐賀県の有田市ですが、ここの有田市はミカンで有名です。
 平地はもとより、山麓までも開墾され、驚くほど広いミカン畑が続いていました。



5日目 和歌山市観光 (紀三井山護国院、和歌山城)
  
 今日は残念ながら朝から雨模様です。今まで和歌山市に来たことはなかったので、和歌山市の観光をしてから、今夜の宿泊地、美杉ゴルフ倶楽部に行くことにしました。



紀三井山護国院

 今から千二百年前ごろに開創されています。ご本尊の十一面観世音菩薩は国宝に指定されています。山内には三つの井戸があり、常に清浄な水を湧き出していたことから紀三井寺と呼びならわされています。 


和歌山城
 
 よく知られた徳川御三家のひとつ、紀州家の居城です。
 将軍家に後嗣が絶えたときは、尾張家か紀州家から養子を出すとされ、8代将軍吉宗から14代将軍家茂までは紀州家の血筋になっています。
 お城は1945年のアメリカ軍による和歌山大空襲により、ほとんどが焼失してしまいましたが、1958年、鉄筋コンクリートを使用して再建されています。


 高台にあるお城を下ると、紅葉渓庭園があり、歩いてみました。紅葉にはまだ少し早いものの、素晴らしい景色でした。



6日目 美杉ゴルフ倶楽部でプレー、その後、亀山市へ

 ドライブ途中のゴルフは、クラブに宿泊施設があることが前提となります。
 三重県の美しい杉山の中にあり、紅葉が美しそうなクラブを見つけたので予約して行ってみました。
 朝日がクラブハウスを赤く染めていましたが、どうも、今日も天気は悪そうです。


 曇りで肌寒い中のプレーになりましたが、芝までも赤々と紅葉した中でもプレーで、満足の一日でした。千葉県ではなかなか経験のできない美しい紅葉でした。
 ただ、このクラブに来るにはかなり狭い道を長々と走る必要があります。


 プレー終了後、昼食をとり、お風呂に入って、ゴルフ場出発は午後2時ごろになりました。
 今日の宿泊地、三重県の亀山市に向かいました。




7日目 香嵐渓と付知(つけち)峡散策


香嵐渓

 紅葉で有名な香嵐渓を訪ねてみました。夜間のライトアップは2日前から始まったとのこと、12月2日まで続けられるそうです。確かに、紅葉の最盛期はこれからのようです。でも、素晴らしさに驚きの紅葉風景でした。
 来たときは朝早かったのでまだ空いていましたが、帰りのお昼ごろになると、かなりの人出となりました。


 渓谷を少し歩いてゆくと、シンセサイザーによる演奏が行われており、そのCDが売られていました。


 大きな蜂の巣もそのままにされていました。


 少し登ったところに香積寺(こうじゃくじ)があり、さらに20分ほど山を登ると標高254mの飯盛山の山頂に到着しました。
下りは違う道を通ってみました。そこにはカタクリの群生地がありました。カタクリは4月初めごろが見ごろだそうです。


太子堂
 近隣の大工組合が昭和6年に建設したもので、法隆寺の夢殿をちなみ六角形をしています。


 朝歩いたところとは反対側に下りて来ました。ここから歩いて駐車場まで戻りました。道路はもう、大渋滞でした。


付知峡(つけちきょう)
 
 下呂温泉の近くのある渓谷で、紅葉の名所としても知られています。時間があったので行ってみました。
 橋のたもとの駐車場の車を停め、歩いて降りてみました。
 たくさんのロッジがありましたが、夏休み期間を中心に開業するようです。現在は誰も居ませんでした。


 さらに山奥に進むと、行き止まりとなり、大きな駐車場がありました。
 人はほとんどいませんでした。案内板に従い、滝を見に行ってみました。


不動滝



仙樽の滝
 


 人はほとんどいませんでした。香嵐渓とは段違いです。



下呂温泉
 
 今夜の宿は下呂観光ホテルで、見晴らしの良いところに建てられていました。
 夕食をとって部屋に戻ると、サービスのお酒が置かれていました。ガス入りのお酒で、初めての経験です。



8日目 帰宅
 
 天気予報によると、大方雨で、峠は雪になるとのことでした。しかし、ここの天気はまだよかったので、高山を経て安房峠トンネルを抜けて松本に出てから中央高速を利用し帰る予定を立てました。


 高山を通り、安房峠に向かうとかなり強い雪になってきて、道路も雪で覆われ始めました。
 ガソリンスタンドで大丈夫かどうかを聞いたところ、4輪駆動車なので大丈夫でしょうと言われ、さらに進んだのですが、かなり危険を感じて来たので、安房峠トンネルの近くまで来たのですが、引き返すことにしました。結局、来た道を戻り下呂温泉を通り、中央高速の中津川ICから中央道を通り家に帰りました。約4時間もロスりましたが所詮、急がない旅なので、安全運転第一で、ドライブを楽しみながら家に戻りました。


 高速道路の両側も素晴らしい紅葉でした。甲府を過ぎるころは晴れて来ました。東京付近は晴れの予想でしたから、天気予報が当たったようです。




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