2013年春 桜とつつじ
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今年の関東地方の桜は例年より10日以上も早く、3月中に満開になり、新入社員を入れての桜の下の宴会は無理だったようです。
そういう理由で、私たちも桜見学を逃してしまいました。そのため、標高の高いゴルフ場ならまだ桜を楽しめるかとも思い、静岡県のゴルフ場を予約したのですが、雨のため急きょ中止し、1日、日をずらしてゴルフ場近くの桜の名所を訪ねました。 |
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4月3日
愛知県桜淵公園
静岡県から一番近い桜の名所を探したところ、静岡県と愛知県の県境にある桜淵公園が良さそうなので行ってみました。
しかし、すでに満開は終わり、だいぶ花が散ってしまっていました。
この公園には、吉野桜、山桜、八重桜など約2,500本の桜の木があるそうです。 |
今夜の宿は静岡県の三保の松原の温泉宿です。
宿は海べりにあり、大津波が来たらどうしようかと心配になりました。逃げようとしても高台はなく、周りは駿河湾に囲まれています。 |
4月4日
三保の松原
平安時代から歌に詠まれた松原です。有名は羽衣の松は樹齢650年にもなり、かなり枯れかかっていました。
そのためか、将来に備えて新しい羽衣の松が植えられていました。数百年もあとには、その松が新しい羽衣の松になるのでしょう。
幸い、好天に恵まれ、美しい富士を見ることが出来ました。 |
日本平
高台にある日本平展望台も桜の名所とのこと、行ってみましたが、やはりほぼ散りつくされていました。
ここも、富士を見る絶好ポイントのようです。 |
駿府城公園
家康が晩年を過ごした駿府城公園も桜の名所です。
家康が生きていた時代、西から江戸に向かう大名行列は、必ずここに立ち寄り、家康に挨拶したそうです。場合によっては面会できるまで、数日間滞在する場合があったそうです。その当時の駿府は江戸並みに賑わったと言われています。
家康の没後間もなく、駿府城は火災で全焼し、その後、主の居なくなった駿府には再び天守閣が造られることはありませんでした。そういうこともあって、家康時代の正確な姿を示す資料は何もないそうです。
当時をしのぶ庭園があったので入ってみました。
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大石寺
日蓮宗の大本山である大石寺も桜の名所なので行ってみましたが、すでに終わっており、ひっそりとしていました。
ゴルフ場並みの広い敷地に立派な建物が並び、参拝者の宿泊設備なども整っているようでした。
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4月8日
千葉県佐倉市印旛沼公園とチューリップ祭り
自宅近くの公園とそれに隣接するチューリップ畑に行ってみました。ソメイヨシノは完全に終わり、八重桜がちょうど満開でした。
チューリップ畑にもちょっと立ち寄ってみました。
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4月20日には恒例の光通信関連技術者OBのゴルフコンペが大相模CCで行われるので、その前日から出かけ、今満開になりつつあるつつじの名所を幾つか尋ねました。 |
太田和つつじの丘
小高い丘全体につつじが植えられ、その数は5万本だそうです。
遠くから見ると丘全体がつつじに覆われているのが分かりますが、中に入ると自分の周りのつつじしか見えません。
それにしても、今が満開で、素晴らしいつつじ園でした。 |
鎌倉建長寺
だいぶ来ていないので、ついでに鎌倉も歩いてみました。前回来てからもう10年以上も経ちます。
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鶴岡八幡宮
鎌倉は三方を険しい山や崖に囲まれ、また、南に相模湾が広がり、敵が容易に攻め込める場所ではありませんでした。
1192年、源頼朝はここに鎌倉幕府を開き、武家社会の基礎を作り上げました。
町の中心には鶴岡八幡宮を作り、京都の朱雀大路に習い若宮大路を設けました。また、八幡宮の周辺には役所や寺院、武家屋敷を作りました。
鎌倉周辺の山には切通しと呼ばれる細い山道が幾つも作られました。敵が一気には攻めて来れれぬように道を狭くしたのです。それらの切通しは現在、ハイキングコースになっており、学生時代、金沢文庫に住んでいたので、そこから鎌倉まで歩いて行った記憶があります。
鎌倉は、頼朝の死後も、およそ130年に渡って政治の中心になりました。
鎌倉八幡宮にお参りし市立鎌倉国宝館にも入ってみました。無料の野点も開催されており、お茶を楽しみました。 |
佛行寺(ぶっぎょうじ)
このお寺もつつじで有名ですが、車で走るのも困難なほどの狭い1車線の道を通って行くと現れます。
まだ、満開にはまだ少し早いようでした。 |
5月1日
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関東の桜見学を逃してしまったので、北に行けば見られるだろうと、青森まで行ってみました。しかし、東北の桜は1週間ほど遅くなったようで、例年なら満開の弘前城の桜も残念ながらまだ二分咲き程度で、有名な桜のトンネルの並木道の桜はまだつぼみでした。なかなかうまくゆきません。 |
弘前城
東北地方最大の桜の名所です。桜の本数は2600本で、日本最古のソメイヨシノも、立派な花を咲かせています。
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天守閣
さすが、たくさんの人で賑わっていました。どこかで見た鶴のマークが飾られていました。このようなデザインはかなり古くからあったようです。 |
しだれ桜はほぼ満開でした。
桜のトンネル
有名な通りですが、まだつぼみでした。
5月2日
東北三大桜の名所のひとつ、秋田県角館の桜もまだ2分咲きのようなので、訪問を中止し、もう少し南の盛岡市の桜を見学しました。
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盛岡市高松公園
盛岡市最大の桜の名所です。日本の桜100選にも選ばれています。
まだ、7分咲き程度でした。
盛岡城址(もりおかじょうあと)公園
桜の本数も少なく、ちらほらと咲いている程度でした。
かなり有名な桜だそうです。見るのは初めてでした。この桜はソメイヨシノとは異なるためか、色が少し黄色掛かっていて、ほぼ満開でした。
確かに石を割った桜の根の素晴らしい力には驚きます。 |
龍谷寺
ここのしだれ桜も名所の一つだそうです。ちょうど満開でした。
五百羅漢
近くのお寺に五百羅漢を収容するために作られた建物があり、見学してみました。
屋内のため保存状態が良く、素晴らしいお堂でした。
鬼の手形
龍谷寺の駐車場に鬼の手形の案内標識があったので行ってみました。
どのようにして、このような岩が作られたのでしょうか。
北上展勝地
今日から、新幹線水上駅で子供や孫たとと合流です。
盛岡からさらに南下し、水上市にくると、ここはまさに満開でした。例年なら、すでに散り終わっているそうです。
連休のためもあり、観光客で大賑わいで、長い車の列が続いていました。私たちは遠くの駐車場に止め、運動も兼ね歩いてゆきました。
水上川の水量はかなり多く、それを囲む新緑も見事でした。 |
この水上展勝地は、弘前城や秋田県角館町と並び「みちのく三大桜名所」となっています。北上川沿いの約2kmの桜並木は、桜のトンネルとなり、今がまさに満開でした。 |
鬼剣舞(おにけんばい)
鬼剣舞は北上市周辺に伝わる伝統芸能で、ちょうど運よく披露されていました。全員、鬼のお面を被っています。 |
北上川観光船クルーズ
片道約2km 往復20分の観光船が出ていたので乗ってみました。
水上川をクルーズするのは初めてでした。
今日のホテルは岩手県と秋田県の境にある湯田温泉です。この温泉は豪雪でも有名で冬は3mの積雪があるそうです。
まだ、雪がたくさん残っていました。 |
5月4日
宿からさほど遠くない横手市の秋田ふるさと村へ行ってみました。大変な人出でした。
孫たちは直接手でるれることが出来る犬猫ランドがお気に入りでした。
子供たちは新幹線で自宅に戻りました。私たちは東北道と磐越道、常磐道を通りかえりましたが、常磐道に入ると水戸からは大渋滞でした。自宅到着は夜10時ごろになりました。 |
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