蔵王、鳥海山、月山、ドライブとミニハイキング

                                     2013年7月19日〜21日
 関東地方はこのところあまりにも暑いので、東北の涼しいところでのミニハイキングに行ってきました。
 東北地方は前日までの大雨で、道路が不通になったりしていましたが、今回のドライブには特に問題はありませんでした。
 幸い、3日間ともほぼ天候に恵まれましたが、東北地方は、次の日からはまた大雨だったようです。


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 全画面にしてご覧ください。1枚目から2枚目に移る際、時間のかかることがあります。
 ただし、2枚目からは軽快に動きます。


1日目 自宅から蔵王のお釜を散策し、蔵王温泉に宿泊

 蔵王と言えば、冬の樹氷や大きなお釜が有名ですが、温泉地としても有名です。
 もう何度も訪ねていますが、いまが丁度、コマクサの満開時期とのこと、行ってみることにしました。



駒草平

 蔵王のエコーラインの頂上近くにコマクサアが群生しており、それを保護するように、散策道路が作られています。
 全部歩いても、200mぐらいでした。コマクサは今がちょうど満開でした。




コマクサ

 他の草花は生育できないような荒れた岩砂に咲く高山植物で、花の形が馬(駒)に似ているため、コマクサと名付けられたそうです。
 高山植物の女王ともいわれています。
 



お釜

 お釜と言えば蔵王のお釜が一番有名です。駐車場から100mも歩くと、お釜が見えて来ます。
 とりあえず、刈田岳の山頂にある神社に行ってみました。



 時々、日がさしてきて、湖面の色が素早く変わります。まさに、エメラルドグリーンです。




 刈田岳を下り、熊野岳の方へ歩いてゆきました。




 日の射し具合で、湖面の色が著しく変わります。
 まるで、映画を見ているような激しい変化なので、しばらく眺めていました。



2日目 鳥海山の麓、獅子ヶ鼻湿原を散策し、城下町鶴岡市で宿泊

 鳥海山麓の獅子ヶ鼻湿原は、奇怪な奇形巨木や鳥海マリモなどで有名です。
 なお、鳥海山の5合目まではドライブ道路、ブルーラインが通っており、眺めが良さそうなので、通ってみました。



最上川

 ここ数日の大雨で、道路の決壊がニュースになって居ました。その雨を集め、大変な水量でした。
 ここから遊覧船が出ていますが、この状態では、全く無理です。




獅子が鼻湿原散策

 この湿原は、個人で来るよりも、観光バスで来る人の方が圧倒的に多いようです。お年寄りでも簡単に散策できるので、それが人気のようです。
 一周しても2時間程度でした。無料の杖が貸し出されていたので、借りてみました。大変助かりました。


 ここ数日の大雨で、大変な水量です。水流は全く濁っていませんでした。
 散策道路を歩いていると、山肌から大量の湧水が出ており、それらが集まって川になっているようです。湧水なので濁らないのでしょうか。
 散策していると、奇形のぶな林が続き、まるで芸術の森を歩いているようです。これらは天然記念物に指定されています。
 なぜ、奇形のブナが出来たのかは、いろいろな説があり、豪雪、噴火、炭作りのための伐採などが考えられているようです。 



鳥海マリモ

 マリモは丸いのかと思っていましたら、ここのマリモは苔そのものでした。
 看板のようなマリモを探したのですが、見つけることが出来ませんでした。



 ブルーライン五合目からの眺めです。五合目の上は雲で見えませんでしたが、幸い、鳥海山麓を見渡すことが出来ました。
 かなり沖まで波立っており、面白い形を作りでしていました。


 遠くに風力発電機が見えました。最近、いろいろな所で風力発電機を見かけますが、発電機は風の強いところに作られています。
 風速が2倍になると発電量は空気の重さx速度の2乗なので8倍になります。従って風速が一番重要です。高いところほど風速は早くなるので、出来るだけ高い塔を建て、また、発電量はプロペラの回転面積に比例するので、出来るだけ大きなプロペラが使用されれます。ただし、台風にも耐える強度が必要になり、限界があります。
 現在、火力、原子力、水力などを含めた日本の総発電量は、1,100G(ギガ)Whで、世界第3位であり、アメリカと中国が日本の約4倍発電しています。
 仮に日本の人口を少し少なくして1億1千万人とすると 110M(ミリオン)名になりますから、一人あたりの電力使用可能量は 10kWhとなります。
 一般的な火力発電所や原子力発電所の能力は、0.5〜5GW程度であり、風力発電機の能力は最新型の1基2MWとすると、500基で発電所約1個に相当します。工場や病院、家庭などすべてを含めた必要電力を一人当たり10kWhとすると、風力発電機1基で200名分を賄えます。仮に日本のすべての電力を風力で賄うと計算すると、65万基必要になります。これは単純な計算で、もちろん、現実的ではありませんが、頭に入れておくとなにかと便利です。
 福島第一原子力発電所は6基の発電機を持ち、合計が1.9GWでした。日本には50の原子力発電所があり、震災前の日本の原子力発電の総量は約300GWhでした。
 仮に今後、日本の発電量の1%を風力にすると、11GWh必要になりますから、最新型高効率の発電機が約6,000基ほど必要になります。
 如何に高効率の風力発電機を使用しても、強い風が吹かなければ効率は上がりませんから、それなりに費用対効果の限界があります。
 日本の風力発電機は現在約2000基であり、合計2GWを発電しています。従って、総発電量の0.2%でしかありません。いろいろな資料があり、定かではありませんが、0.4%という計算もあるようです。
 風力発電機を新設する場合の大きな問題点は、送電線だそうです。地方自治体が風の強いところに風力発電所を設置しても、その電力を送るためには送電線が必要になり、鉄塔の建設、土地の買収など、多くの問題が起こります。
 最近の国会で発送電分離が廃案になってしまいましたが、風力発電の実用化には、この問題の解決が重要です。
 風力発電の世界一は中国が断トツです。強い風による黄砂で悩まされている中国も、風力発電には適しているようです。中国は今後ますます増やす計画になっています。
 電力総発電量で世界1or2位、風力発電量で世界1位になった中国の力には驚かされます。
 最近、風力発電機を見ると、いろいろな事が頭に浮かんでしまいます。


 ホテルを鶴岡市にとりましたが、羽黒山の国宝五重塔が近くにあり、今回も見たくなったので、行ってみました。



出羽三山神社 国宝五重塔

 出羽三山とは月山、羽黒山、湯殿山のことで、出羽三山神社は羽黒山にあり、これら三つの霊峰を祀っています。
 国宝五重塔はこの神社から徒歩で30分ほど下った所にありますが、五重塔ちかくの鳥居からは歩いて10分程度です。
 今日は、五重塔から近い無料駐車場に停めて参拝しました。この近くにはたくさんの宿坊があり、そこに泊まっている人たちでしょうか、お参り装束を身に付けた信者さん達がたくさん歩いていました。
 国宝五重塔は東北地方では最古の塔と言われ、平将門の創建と伝えられています。現在の塔は約600年前に再建されたそうです。
 樹齢1000年もの巨木の中にひっそりと建っており、その高さは29mです。数々の地震にも耐えてきたその姿を見ると、何ともその素晴らしさにうっとりとします。



3日目 月山8合目の弥陀ヶ原湿原を散策。羽黒山神社参拝 

 ホテルで朝食を弁当にしてもらい、6時前に出発しました。
 鶴岡市から昨日見学した五重塔のある羽黒山の近くを通り、そこからは、すれ違いが難しいほどの狭い道を車で30分ほど登ると、八合目の駐車場の到着しました。
 まだ、朝も早く、ほとんどすれ違う車もなく、この分で行くと、駐車場に一番乗りかと思ったのですが、

 


 八合目に到着すると、たくさんの観光バスで、もう満車でした。車の整理係の案内で、道路わきに作られた駐車スペースに停めることが出来ました。


 今回はミニハイキングの予定なので、山登りの準備はしてきておりず、湿原だけを歩いてみました。
 もっとも、今日は家まで戻らねばならず、月山の頂上までのぼるのは時間的余裕がありません。
 お年を召した方がたくさん下り、だいたい、湿原だけの散策のようです。




 今度来るときはこのように準備をしてくる必要がありそうです。


 湿原の中の遊歩道にはすべて木板が敷かれていました。
 遠くに鳥海山が見えます。




 ワタスゲも咲いていました。




 ニッコウキスゲが満開でした。


 望遠レンズで頂上近くの雪渓を拡大してみると、たくさんの人が頂上を目指し登っていました。
 たしかに、今日は登山日和です。




池塘




 ウラジロヨウラク(左)やコパイケイソウ(右)も咲いていました。




 水芭蕉が咲き始めていました。高地なので、咲くのが遅いのでしょう。




 この神社は泊まることが出来るようです。




 家内がなにか話し始めたようです。
 それによると、毎年この時期にグループで新潟から来るのだそうです。。




 キンコウカやハクサンチドリも咲いていました。

 左の花はハクサンチドリです。


 9時半ごろ、山を下り始めました。夏の混雑時には、交互通行になると聞いていましたが、バス以外はほとんど登ってくる車はありませんでした。
 ただ、バスが来ると車をバックさせたりして、すれ違い場所まで戻る必要があり、それを何度か繰り返すことになりました。
 混雑時にはバスを利用するようにとの看板が掛かっていたので、そのためかと思ったのですが、登り口のバス発車場の駐車場はガラガラでした。
 家内が一句作りました。「
須弥山のごと月山にキスゲ咲く




出羽三山神社

 羽黒山の出羽三山神社に参拝して来ました。



 神社の前には月山神社、出羽神社、湯殿山神社の3つの神社の名が掲げられています。
 約20分ぐらいのお参りにも付き合って来ました。




 いろいろな神社の末社が作られ、相撲の土俵も作られていました。


 観光後、自宅に戻りましたが、自宅到着は思ったより早く5時ごろでした。
 次の日から、また、東北地方には豪雨注意報が出されていました。東北はまだ梅雨が明けておらず、雨の隙間のドライブになりました。
 一方、関東地方は雨が降らず、利根川は渇水の心配があり、10%の取水制限を始めました。19年ぶりの出来事とのことです。天候は、なかなか都合よくゆかないものです。





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