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羽衣の間
舞踏会が出来るように設計されています。中二階にはオーケストラボックスがあります。
1979年、1986年、1993年と過去三回行われた先進国東京サミットはいずれもこの迎賓館で行われ、この部屋が使われました。
このシャンデリアはフランスに注文して作られ7000個の部品からできています。シャンデリアの中には鈴やバイオリンの模型なども飾られています。
舞踏会が出来るように作られたもののまだ一度も舞踏会は開かれていないとのことです。
羽衣の間の由来は天井に描かれた羽衣の大絵画から付けられました。 |
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朝日の間
迎賓館の中で最も格式の高い部屋で2国間の首脳会談や国賓で賓客がお泊りになる時、出発前に天皇皇后両陛下がここに来られてご挨拶をされる間です。その時は、お客の人数に合わせて立派な椅子などが用意されます。
柱の大理石はノルウェーから輸入したもので、淡いピンク色に白い斑紋が優美な輝きを保っています。
壁には京都西陣織で立体感のある高級織物が飾られています。
大理石のテーブルはフランスから取り寄せています。
この部屋の家具は明治42年創建当時のものがそのまま使用されています。
床の絨毯には桜の花が描かれています。 |
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花鳥の間
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される部屋で、最大130名の席が設けられます。木目調の部屋ですがシャンデリアの中には目立たないようにスピーカーが取り付けらていて部屋全体の音質効果を高めています。
「花鳥の間」という名は、天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来します。
晩餐会用の料理はホテルに依頼し、ホテルから料理と共にシェフ、ウエーターなどたくさんの人が来て接待するのだそうです。 |
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彩鸞の間
「彩鸞の間」という名は、左右の大きな鏡の上とねずみ色の大理石で造られた暖炉の両脇に「鸞」(らん)と呼ばれる霊鳥をデザインした金色の浮彫りがあることに由来します。白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せています。
この部屋は表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えも間として使用されたり、晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されています。
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大ホール
ホールの中心には8本のイタリア産の大理石の大円柱(高さ5.47m)が並んでいます。
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中央階段
2階大ホールから見下ろす中央階段の床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられています。階段の左右の壁には、フランス産の大理石が鏡張りされています。また、欄干はフランス産の大理石であり、その上に8基の黄金色の大燭台が置かれています。 |